2015年5月24日日曜日

【観る将】第65回NHK杯。佐々木五段-藤原七段(2015.5.24)







出ましたよね。妙手。

7六龍。




今日は日曜なので、NHK杯将棋トーナメントの感想です。

佐々木勇気五段 - 藤原直哉七段。




解説は、福崎九段。




佐々木さんは調子よさそうなので、

なんとなく、佐々木さんの勝ちを予想しておりました。








戦型は今週も角換わり腰掛銀。

去年は横歩取りが多かったように思いますが、

今年は、角換わりが流行っていますよね。




福崎さんの解説は軽快で楽しめました。

二歩をからめてジョークにするのは、

定跡でしょうか。

ですが、少々声を出して、笑ってしまいました。





「ここに歩を打ってくれれば、

(二歩で)ギャーとなって勝ちですね。こうはなりません。」

のあたりとか。




なんなんでしょう。

文章にすれば、たいして面白くない気もしますが、

流れというか、間が上手なんですかね。

話し上手になりたいですなぁ。








藤原さんは妙手が

出やすい体質とのこと。






よくわかりませんでしたが、

最終的にわかりました。
(7六龍)




体質なんで,仕方ないですよね.




話は戻って・・・。




序盤はそれほど、角換わり腰掛銀の定跡から

変わってはなかったように思います。

たぶん。




藤原さんが金の上下運動を使って

佐々木さんの仕掛けを待っていました。




駒をぶつけたのは佐々木さんから。

ですが、ぶつけたあたり(7筋)の桂馬を藤原さんが

持ち駒の角で狙い、その折衝で角銀が交換になりましたが、

(58−65手目)

いつのまにか藤原さんが右辺を「角」・「銀」・「と金」で制圧。
(66−70手目)

入玉形となりました。





と金を作れるが、いつでも作れるので、

さらに優位を築いたあたり、プロっぽいんですかね。

私でしたら、ノータイムで喜んでと金を作ります。







終盤、「持将棋になりそう」との解説でしたが、

藤原さんは自玉を安全にした後、

逃げられそうな佐々木玉を捕まえて、

藤原さんの勝ちでした。




佐々木さんの馬2枚、銀1枚が待っているのに、玉を捕まえるのは、

びっくりしました。

秒読みの中で7六龍、すごいですなぁ。






体質なので,しかたない,7六竜.






棋譜.



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