2015年7月26日日曜日

【観る将】第65回NHK杯。谷川浩司 九段 - 阿部健治郎 五段(2015.7.26)





NHK将棋トーナメント1回戦.

谷川九段 - 阿部(健)五段の感想です.

解説は阿久津八段.






阿部さんのインタビュー,強気でしたね.

「終盤で優勢を逆転されないようにしたい.」
とのこと.


序中盤に自信があるんですかね.


戦型は横歩取り.







出ましたね.

後手,阿部さんの,踏み込んだ手.

4七角成.

歩と角の交換.



阿部さんの4七角成.



感想戦では,

阿部さん:「事前の研究ではない」とのこと.

よく踏み込めるなぁ.とびっくりしました.





その後,阿部さん,飛車を谷川陣に打ち込み,

駒損ながら,攻めまくる展開.











最終盤は阿部さんの頓死筋もあったようです.

(合駒によっては頓死や逃げ方によっては頓死.)

最後は阿部さん,適切に読み切り.

阿部さんの勝ちでした.




解説の阿久津さんも5二角合いを見逃していて,

阿部さん,頓死との解説でした.




解説が間違うくらい,難しい最終盤だったんだと思います.

激しい将棋で面白かったです.



(追記)
頓死について,ネット検索してみると・・・,
・阿久津さんが,間違うわけないので,
  盛り上げるための演出かも.
・清水さんは気づいていたが,気を使って,はっきり言わなかったように見える.

等の意見もありました.









棋譜.




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2015年7月20日月曜日

【観る将】第65回NHK杯。藤森哲也 四段-甲斐智美 倉敷藤花(2015.7.19)







NHK杯将棋トーナメントの感想です。

一回戦。






藤森四段 - 甲斐 倉敷藤花でした。

解説は塚田九段。

藤森さんの師匠だそうです。








戦型は先手、藤森さん居飛車穴熊。

後手、甲斐さんは向かい飛車に美濃囲い。







序盤、甲斐さんが2筋で歩をぶつけるのが早かったです。

藤森さんは2三歩。

「歩を取らせている間に、穴熊を目指した。」(感想戦より。)

とのことでした。




あえて、取られそうなところに打った、歩。




歩を取らせることにより、甲斐さんの金の使い方が難しくなったようです。

(後手だけいうと、3二金、2四歩、2三金で歩を取りました。)




先手、歩切れなので、

角を引くなりして、3三の地点を空けて、2三の金を移動した後、

後手が2筋の歩を伸ばして

2筋の突破を目指すのが良かったようです。

(こちらも感想戦より。)





甲斐さんが、ゆっくりしている間に、

先手は穴熊ができてしまいました。





序盤の終わりくらいの後手、

5四歩が一つ、問題だったようです。




指された瞬間に、「争点になりそう。(疑問手である。)」との解説がありました。









感想戦でも、












藤森さん:「後々、場合によって、角の覗きがあるので・・・。」と、おっしゃっていました。












角の覗き。












初めて聞きました。







8四角と出ると、甲斐陣が透けちゃう。








実際は藤森さん、

覗きをしませんでした。







紳士ですね。







藤森さんが中央で優位を築いて、

結果、藤森さんの圧勝でした。





棋譜。










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2015年7月12日日曜日

【観る将】第65回NHK杯。戸辺誠六段-山崎隆之八段(2015.7.12)







NHK杯将棋トーナメント1回戦。

戸辺六段-山崎八段の感想です。




解説は広瀬八段。




戸辺さんの将棋を見るのは初めてでした。

「戸辺攻め」という、言葉はよく聞いていましたし、

解説の広瀬さんも「攻めまくる」とのことでしたので、

楽しみにしておりました。




山崎さんも定跡形になりにくい、

力勝負の将棋をよく見ておりましたので、

こちらも楽しみでした。




戦型は相振り飛車と言っていいでしょうか。




後手、山崎さんが1三香としたあと飛車を1筋に展開。

序盤の序盤は変わっていたようでしたが、

なんとなく、囲いもお互い普通。

美濃囲い。




予想していたより、じりじりした展開でした。






やはり、解説が素晴らしいです。






一見、地味に見える、中盤の駆け引きも、

分かりやすく、教えてくれました。


8筋で、戸辺さんが飛車を使って、歩交換後、

山崎さんが銀冠に組み替えることができたが、

しなかったあたりです。






素人の私はどんな場合でも 

美濃囲い<銀冠だと思っておりましたが、

場合によっては、そうではなかったようです。







中盤、山崎さんが飛車を捨てながら、1筋を突破。

感想戦でも、山崎さんは「勝っていましたよね」との発言がありましたが、

戸辺攻めの戸辺さんの受けがうまかったんですかね。

いつのまにか、攻守入れ替わり、戸辺さんが詰めろの連続。





最後は必至のようで、戸辺さんの勝ちでした。






戸辺攻めは今日は出ていたんでしょうか?

(オールマイティ型の将棋に見えました)




戸辺攻めは、次戦に期待します。



棋譜。





久しぶりに、記録更新しました。
うれしいですなぁ。

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2015年7月5日日曜日

【観る将】第65回NHK杯。村山慈明七段-八代弥五段(2015.7.5)




NHK杯将棋トーナメント1回戦。

村山七段-八代五段の感想です。

解説は青野九段。





戦型は、相矢倉(と、清水さんがおっしゃっておりました。)。

「がっちり組みあうやつ」ではなかったです。





先手、八代さんが、7九、6八と角を移動させるのではなく、

7九に角のまま、玉が左に移動していくタイプのやつ。

(「早囲い」っていうんですかね。)








玉が自分の角筋に入った瞬間に、後手、村山さんが7筋で歩交換。










見る将歴2-3年ですが、

角筋とか、飛車の横効きが止まった瞬間の、

何かしらの仕掛けはよく見ていたので、

今日も何かあるかなぁと思ってみておりましたら、

小さな技でしたが、歩をぶつけるのを見て、

少し、うれしくなりました。













玉が自分の角筋を遮るのは危険。


















略して、

「玉筋は危険」と

覚えましょう。









特に、意味はありません。











今日も、村山さんの顔のアップありましたね。




村山さんは考慮時、

目とか顔、あんなに動いていましたっけ?




少し、おもしろかったです。








将棋に戻りましょう。






中央を村山さんが制圧して、

村山さんの勝ちでした。

(短すぎですかね・・・。)



棋譜.


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