2015年3月25日水曜日

「騰落率がプラスでも資産減」の感想。





たまにはお金のお話。

気になる記事がありましたので。





騰落率がプラスでも資産減 長期投資の落とし穴

というのが,日経新聞にありました。

・評価額の推移でブレが大きいものはダメ.

が結論でしょうか.





少しまとめますと,

投信A:100万円 → 60万円 → 90万円
投信B:100万円 → 90万円 → 108万円

と推移する2つの投信を一括で買って,投信Bの方が

儲かっているだろう?という文章です。




そりゃそうだ。





騰落率では
A:-40%→+50%
B:-10%→+20%

なんで,「ともに平均では+5%だから先の比較をしたんだ」

とのことです。

率を足して2で割ることの意味がよく分かりませんが,

そういうことを書いております。






どこで,この記事を知ったかというと・・・.







水瀬さんのブログで紹介されていましたので,

日経の記事,読みました。


「リスクはリターンをむしばんでいく」ことが直感的にわかる記事

より。



いや,日経の記事,直感的にダメ記事と思いましたが,

どうでしょうか?




水瀬さん・・・.ダイジョウブデスカ!?






みなさんどう思っているのか,少し検索してみました。





フクリさんの意見とほぼ,同じだと思います。






ホント,そう思いました。





前提条件をドルコスト平均法による積み立てだと,

どうなるか,計算してみました。



はい。四則演算しかできません。

自分,ニワトリなんで



1,000円を3ヶ月積み立てた場合の比較です。



ドルコスト平均法で購入した場合の計算(クリックで拡大します)


ともに計3,000円の積み立てで,

3ヶ月後の評価額・・・

投信A:3,400円
投信B:3,280円

です。




今回のデータセットに関して言えば・・・,



ブレが小さい(リスクが小さい)方が

リターンをむしばんじゃってる

じゃないですか.








「買ったとき(100円)より3ヶ月後は

基準価額が下がっているのにも関わらず,

損益はプラスにすることができるのが

ドルコスト平均法の優れているところ」


みたいな記事はよく読みますよね。





あと,ランダムさんからリンクされていた,

ファンドの海さんの記事は開いたものの,

読んでいません。

ニワトリには厳しいです。

何かいてあるか分かりません。







好きな名言に

「愚か者が自分の愚かさを自覚した時,愚か者は愚か者でなくなる。」

があります。





(結論はいつも同じですが)

結局,積み立てとリバランスです。





インデックス投資家がやってることは

みんな同じなのに思考は,まったく違うなぁと思い,

記事にしてみました。



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2 件のコメント:

  1. はじめまして。
    ツイートを使用して頂き、ありがとうございます。

    あの日経の記事は、論理展開がおかしいと思います。

    それから、私はブレの大きさとドルコスト平均法のリターンは関係ないと思っています。有利なブレもあれば、不利なブレもあると思います。

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    返信
    1. フクリさん。

      コメント,ありがとうございます。

      おっしゃる通り,ドルコスト法のリターンについては
      きちんと確かめてはいません。
      「今回のデータセットでは」という,限定をした方がいいかと思います。本文を少々,修正します。

      ありがとうございました。

      削除