たまにはお金のお話。
気になる記事がありましたので。
というのが,日経新聞にありました。
・評価額の推移でブレが大きいものはダメ.
が結論でしょうか.
少しまとめますと,
投信A:100万円 → 60万円 → 90万円
投信B:100万円 → 90万円 → 108万円
と推移する2つの投信を一括で買って,投信Bの方が
儲かっているだろう?という文章です。
そりゃそうだ。
騰落率では
A:-40%→+50%
B:-10%→+20%
なんで,「ともに平均では+5%だから先の比較をしたんだ」
とのことです。
率を足して2で割ることの意味がよく分かりませんが,
そういうことを書いております。
水瀬さんのブログで紹介されていましたので,
日経の記事,読みました。
より。
いや,日経の記事,直感的にダメ記事と思いましたが,
どうでしょうか?
水瀬さん・・・.ダイジョウブデスカ!?
みなさんどう思っているのか,少し検索してみました。
フクリさんの意見とほぼ,同じだと思います。
この記事はいろいろとおかしい。長期投資といえば、ドルコスト平均法と言っておいて、すぐさま一括投資のデータを出している。不思議な記事だ 騰落率がプラスでも資産減 長期投資の落とし穴 :男の家計改善 :住宅・家計 :マネー :日本経済新聞 http://t.co/5YCsre3OMf
— フクリ(海外ETF投資家) (@fukuri777) 2015, 3月 23
100万円が108万円になった投信と90万円になった投信を比較して、ブレがリターンを下げると言えるのだろうか? 騰落率がプラスでも資産減 長期投資の落とし穴 http://t.co/d6CWNJbcig
— フクリ(海外ETF投資家) (@fukuri777) 2015, 3月 23
ホント,そう思いました。
前提条件をドルコスト平均法による積み立てだと,
どうなるか,計算してみました。
はい。四則演算しかできません。
自分,ニワトリなんで。
1,000円を3ヶ月積み立てた場合の比較です。
ドルコスト平均法で購入した場合の計算(クリックで拡大します)
ともに計3,000円の積み立てで,
3ヶ月後の評価額・・・
投信A:3,400円
投信B:3,280円
です。
今回のデータセットに関して言えば・・・,
ブレが小さい(リスクが小さい)方が
リターンをむしばんじゃってる
じゃないですか.
「買ったとき(100円)より3ヶ月後は
基準価額が下がっているのにも関わらず,
損益はプラスにすることができるのが
ドルコスト平均法の優れているところ」
みたいな記事はよく読みますよね。
あと,ランダムさんからリンクされていた,
ファンドの海さんの記事は開いたものの,
読んでいません。
ニワトリには厳しいです。
何かいてあるか分かりません。
好きな名言に
「愚か者が自分の愚かさを自覚した時,愚か者は愚か者でなくなる。」
があります。
(結論はいつも同じですが)
結局,積み立てとリバランスです。
インデックス投資家がやってることは
みんな同じなのに思考は,まったく違うなぁと思い,
記事にしてみました。
はじめまして。
返信削除ツイートを使用して頂き、ありがとうございます。
あの日経の記事は、論理展開がおかしいと思います。
それから、私はブレの大きさとドルコスト平均法のリターンは関係ないと思っています。有利なブレもあれば、不利なブレもあると思います。
フクリさん。
削除コメント,ありがとうございます。
おっしゃる通り,ドルコスト法のリターンについては
きちんと確かめてはいません。
「今回のデータセットでは」という,限定をした方がいいかと思います。本文を少々,修正します。
ありがとうございました。